私も昔、無理やりポジティブでいようとしたり、全然感謝の気持ちがないのに「ありがとう」のワークをしたり、ということをやっていました。
でも、なんだかこれ「無理があるな」と思った記憶があります。
師匠ロックガールの講座を日本で実現させたスピリチュアルライフコーチの礒一明さんが、この強制ポジティブ、強制感謝について「自分の中で心と身体と魂の分裂が起こる」という話をしていました。
魂レベルで心の声を聞くことが大切で「無理やりワークをして刷り込むことが正しいのか」自分に問いただす必要があるといいます。
強制ポジティブ、強制感謝をすると「自分の本音を言ってはいけないのではないか」という心理が働くそうです。そのため、歯を食いしばりながらポジティブでいようとする人もいるのだとか……
なんだか笑ってしまいますよね。
でも、私もそうだったと思い当たるところがあります。「嫌だ」「迷惑」という気持ちを、「感謝」に無理やり置き換えて、ポジティブでいようと努力していたことがありました。
これ、間違っていますよね。自分の気持ちは正直に人に伝えていいのです。嫌なことをされて「ありがとう」なんておかしな話じゃないですか。
正しく「No!」を言うことが「自分を大切にする」ということなのです。
「自分がこれが嫌だということを教えてくれてありがとう。あなたが私に合わないということを教えてくれてありがとう」という感謝が正しいですよね。
ポジティブや感謝というのは表面上でするのではなく、深い部分で自分が納得していなければ意味がないのだと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。